はじめに
どうも!オペ看してます、はてなっちです!いつも読んでくださってありがとうごさいます。今回は下記についてです。
医療ドラマでは、出ないことはない手術のシーンで「メス!!」って言われてるか、大量出血して「輸血確認してきます!」とか言ってるあの人らです。(輸血が必要な手術なら、もう手術前に頼まれてるだろうし、頼まれてなかったとして、あなたが意気揚々と手術室外に走って、何ができるんだよ・・・って思ってます笑)
どうすればなれるの?
- 看護師国家試験・准看護師試験に合格する。
- 手術をしている病院、医院、クリニックに入職する。
- 手術室に配属される。
これだけです!!
ただし、資格を持ってなくても、看護”助手”として器械出しのみに限定して、手術に参加できる病院もあります。助手さん、テクニシャンさん、アシスタントさんとか、病院によって色々な呼び方があります。
無資格者が手術に参加するってどうなの・・・?
いろいろな友人からよくある質問で、「看護師資格がない人が器械出しするのってどうなの?」という質問をされることがあるので、調べてみましたが今のところグレーゾーンです。
理由として
- 保助看法の中に器械出しに関する記載がない
- 看護師の専任業務ではない
- 患者に触れているわけでなくものを渡しているだけ
という点があります。もし、看護資格がないと違法というのであれば、MEさん(臨床工学技士)などが内視鏡の補助で医師に物品を渡すのも違法行為となる可能性もありますよね。よって医療系の資格を有している人が行うのは拡大解釈上問題なしとされています。ただ、術野確保のために筋鈎をもったり、出血部位を吸引する、医師に言われて、電気メスで止血するなどは医行為に当たるため、医師の指示なく行うのは看護師資格があっても処罰の対象になります。
器械出しだけとはいえ、患者さんからすれば命を預けて手術を受けるわけですから、
医療の資格がない人が自分の手術に参加しているって不安じゃない?何かあったらだれが責任をとるの?
という意見があると思います。
無資格者だけで管理している手術部屋というのは100%!ありえないので、安心してください。
また、日本手術看護学会においても「清潔野補助業務を担う、他職種に対する新たな教育制度(認定制度)の構築」に係るパブリックコメントご協力のお願いと、会員に意見を求める流れも出てきています。こういった認定制度や、教育制度が構築されることで、オペ看不足に一役買えるのではないかと考えています。
手術室の業務について
細かく言えばもっとあるのかもしれませんが大きく分ければ「外回り」と「器械出し」の2つに分かれます。これについては次回以降にまとめます!お楽しみに!
看護師が手術室で働くことの、メリット・デメリット
これは、その人その人によって、また病院によっても違うと思いますが、あくまでも、私が個人的に思うものをまとめてみました。
メリット
- 夜勤が少ない
- 危険手当・待機手当などの手当てが豊富(病院による)
- 外科全般の知識を付けられる
デメリット
- 患者との関わりが少ない
- 待機制度
かなと思います。
たまに、覚えることが多い!というのを、デメリットとして挙げてるのを見ますが、それは、別に病棟だって同じことじゃないのか?と思っているので、私は入れませんでした。
患者との関わりが少ないは、メリットに感じる人もいると思います。すべての患者さんが、いい人とは限りません。実生活でも、店員さんに横暴な人を見かけるかと思いますが、病院でも普通にそういう人はいます。病棟で働いていた際に、たまたまかもしれませんが、そういう人に多く当たってしまった気がして大変だった、、、という経験もあって、自分としては手術室の勤務が性に合っているかなという意見です。
夜勤が少ないわりに待機手当や危険手当があり、自分の病院としては病棟看護師と変わらないか、むしろ病棟よりお給料が良いかもしれません。
ただこの「待機」という仕事は私の中では間違いなくデメリットですね笑
病棟なり外来で働いていれば、業務が終わり帰宅したら次の出勤まで自分の時間を過ごせるかと思います。が!!この待機に至ってはその日に手術が22時までかかって帰宅しようが、緊急の手術で人手が欲しい時には、帰宅して30分後だろうが、朝の4時であろうが呼び出されてしまうのです。土日も例外ではなく、24時間緊張感を持ってなければいけません。なので、携帯の着信音は大多数のオペ看さんが嫌いになってると思います(笑)。 そして、病院の状況によっては人が少ないので、朝まで働いたのにお昼までや日勤をこなさないと帰れないとか、日曜日の待機は休み扱いだったりという話も聞いたことがあります。
どんなに働こうがその日は休み扱い、、、。
大事なことなので2度言いました(笑)
日曜日から月曜日の朝まで働いて、「今日休んでいいよ!or帰っていいよ!」と言われても、自分の有休を消費しないといけないのです。待機の日は、まったく呼ばれなかったから良いか?といったら、そうではありません。買い物中に呼ばれたらやだな、、、と思うと、買い物にも行けません。なので自分としては「土日の待機を2交代の時間で分ければいいのでは?」と考えています。これが導入されれば
- 夕方まで自由に動ける人
- 夕方から自由に動ける人
ができて、どっちにもメリットがあるように思います。もちろんスタッフがいないとできないことですが、、、。
そして人が増えないのに、な!ぜ!!か!!!できる人を異動させて手術業務に支障をきたしてくる管理側…大声で叫んでやりたいところです。全国の手術室では、どういう体制を取っているのかと気になるので、もしオペ看さんがいましたら教えてください!!!
さいごに
最後のほうはリアルな愚痴を書いてしまいましたが、、、笑。大体どの病院でも同じようなものだと思いますが、こういうことを発信するのも大事かと思い、あえて書かせてもらいました。
手術部は怖い・行きたくないと思われがちかと思います。ですが私は、手術室勤務は、とてもやりがいのある楽しい現場だと思っています。最初は怖いと思った先生とも、病棟に比べてオペが終わるまで一緒なので、割とすぐ仲良くなれます!(あんまり人と関わりたくない人もいるので、そこら辺の見極めは、先輩に聞いてくださいね。笑)
さて、次回は「外回り」について書いていきたいと思います。また見てくださいねー!それでは!!