はじめに
どうも、はてなっちです。毎回同じことしか言っていない気がしますが、日本全国というか、世界的に気温がバグっていますね。毎日ニュースで熱中症で搬送であったり、老若男女構わず死亡というニュースが多く、なんだかなぁという気分です。夏ということで水の事故も多いですが、自分が小さい頃は「お盆近くはご先祖様に引き込まれちゃうから絶対水場にいっちゃダメだよ!」と教えられ育ってきたのですが、皆さんはどうなんでしょうか?? さて、今回の内容は下記になります。
どこの病棟にでも1人はいる、もしくはみたことはいないという様な患者さんかと思います。そんな患者さんの機関カニューレの交換について、わかりやすくまとめられればと思います。
それでは、内容の方にいってみましょう!
気管カニューレの交換
どう言った患者さんが対象?
いわずもがな、気管切開を行なっており、気管カニューレを挿入している人になります。
どんな場合でもやっていいの?
気管切開を行なって3日の人が抜去した!じゃあ再挿入だ!! 絶対ダメです!!!
1週間以上経過し、瘻孔が完成した患者に行うことができます!
気をつけるべきことは?

瘻孔と皮膚の間に迷入してしまうことです。
無理に押し込むことで、気胸であったり皮下気腫であったりと、別症状が発生してしまうことや、呼吸困難による窒息で死亡してしまうことも、十二分部考えられます。
どんな準備が必要?
- 新しい気管カニューレ(基本は同じサイズ。狭窄などによって上下のサイズになることも)
- 10mlのシリンジやゼリー(カニューレセットに入っていなければ準備)
- SpO2モニター
- 吸引
タン詰まりなどしっかり吸引し、患者の状態を確認し問題なければ交換施行する。抜去前、後、再挿入後に瘻孔部を確認し、出血など諸症状ないこと、挿入しバルーンを膨らませたあと、SpO2の低下や患者状態の変化が見られないことを確認し終了となる。
おわりに
いかがだったでしょうか?
どこの病院でも医療安全対策室の様な部署から「気管カニューレが抜けてしまった場合はコードブルー要請してください。絶対その場で入れ直しはしないでください。」みたいなお触れって回ってくるんですかね? 手術室では挿入抜去の手術を行うのみで、その場で抜けてしまったということはなかったですが、抜けてるのみたら絶対焦りますよね・・・。
そう言った時でも手術や外来で動けない医師の右腕になり、すぐに病棟に駆けつけて、処置できる様になれればいいなぁと思っております!
今回は以上になります。また次の記事も読んでくださいね! ばいばーい!!!
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