検査について③

はじめに

どうも、はてなっちです。

修士論文発表会も終わり、残すところ、修士論文の修正(指摘されれば)とNP認定試験のための問題解き、記事執筆となりました! 緊張しましたが、とりあえず、全部終了です! 卒業できそう!!

最後の追い込み頑張るぞー!!

それでは、今回の内容は下記になります。

検査について③
3回目の今回は、病理検査について書いていきたいと思います。あまり馴染みのない人も、ぜひこの機会に読んでちょっとした知識をつけていっていただければと思います!

それでは内容の方にいってみましょう!

検査について

病理検査について

癌かどうか、どのような種類の癌かについての診断を確定するための検査

体の一部分から採取した細胞や、病変の一部を薄く切り出した組織を顕微鏡で観察することにより、良性か悪性か、異型度はどうかなど、細胞や組織の性質を詳しく調べる検査

細胞診検査

採取した細胞を、顕微鏡を使って診断

口腔、気管、膀胱、子宮などの粘膜上からヘラやブラシのようなものでこすりとったり、皮膚から針を刺して吸引したり、また痰や尿、腹水などの液体中に浮遊している細胞を採取する方法などがある

穿刺吸引細胞診

病変に細い針を刺して病変部の細胞を吸引し、採れた細胞を顕微鏡で観察することにより、癌かどうかなど、細胞の性質を詳しく調べる検査

例)甲状腺、乳房のしこりなど

組織診検査(生検)

病変の一部の組織片をとって顕微鏡で調べる検査(生検と同様の意味で使われることが多い)

組織診は細胞異型に加え、構造異常の情報も調べられるので、細胞診に比べて診断率が高く、しばしば確定診断となる

リンパ節生検

リンパ節が腫れている場合に、リンパ節を丸ごと、もしくは一部を取り出す検査

リンパ節が腫れる原因には炎症、癌などさまざまな原因があるので、取り出したリンパ節の標本を作り、顕微鏡で見て診断を確定する

骨髄検査

腸骨に針を刺し、骨の中にある骨髄組織をとる検査

注射器で骨髄液を吸引する骨髄穿刺と、特殊な太い針を刺して、骨髄組織の一部を採取する骨髄生検がある。造血機能や血液疾患の原因、腫瘍細胞の有無などが分かる。血液・リンパの癌の診断や治療法の選択、治療効果の判定に重要な検査である。

髄液検査

脳脊髄液を採取する検査

通常、体を海老のように丸めて横向きになり、背骨の間に針を刺し、脊髄腔に針を進めて5~10ccの脳脊髄液を採取し、その中に含まれる蛋白質や糖の量、細胞の数や形態を検査する。

術中迅速病理診断

手術の最中に一部の細胞や組織を採取し、病理医が短時間で、腫瘍が良性か悪性か、リンパ節に転移していないか、などについて診断すること

この結果によって治療の範囲を決めたり、より適切な手術方法に変えたりすることができる

センチネルリンパ節生検

センチネルリンパ節とは、原発巣のがんが転移する際に、最初に到達するリンパ節のことを指す

センチネルリンパ節に転移がなければ、ほかのリンパ節にも転移していない可能性が高いと考えられるため、リンパ節郭清の必要性を決める材料の1つとすることができる

※乳がんが最初に転移するリンパ節をセンチネルリンパ節と呼ぶ

異型度

ある細胞の形が正常な細胞とどのくらい異なっているかを示す度合いのこと

正常であれば同じような形の細胞が整然と並んでいるが、がん細胞やその前の段階の細胞は形がゆがんでいたり、細胞内の核が大きくなっていたりする。このような細胞の違いを異型度と呼び、がん細胞の悪性度の目安としています。一般に腫瘍の悪性度に関連しています。

※良性腫瘍は一般的に異型性が乏しく、異型度が低い。これに対し悪性腫瘍は一般的に異型性が目立ち、異型度が高い。

おわりに

いかがだったでしょうか?

あまり馴染みのない病理検査についてですが、手術室看護師であれば標本や検体の一部を提出し、病理医の結果を待ち、その診断の結果、追加切除をする、そのまま進める、そのまま終わるなど身近な関わりが多かったです。

これからも働いていく上で関わりが深い検査だと思うので、しっかり覚えていければと思います!

今回は以上になります。また次の記事も読んでくださいね!それでは!!

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