はじめに
どうも、はてなっちです~!あっという間に今年も2か月終わってしまいましたね、、、。年を取るにつれて、どんどん時間の進み方が早くなっていくなぁ、、、こわやこわや。笑
さて、前回の器械編に続き、今回も「外回りだろうが、器械出しだろうが」全オペ看を悩ませてくる、厄介な奴らです。笑 どんだけ種類と、糸の太さがあるんじゃい!!!と、新人看護師が絶対思っているであろう手ごわい相手です笑
ということで今回は糸針編になります。前回の器械編を読んでない方は、手術室看護師 勉強部屋 器械編を読んでくださいね~! それではいってみましょう。
糸の太さの見分け方
3-0や2号など様々な書き方があるかと思います。
なります。わかりやすくするならば、下記ですかね。
細
12-0
11-0
…
3-0
2-0
0
1
2
3
4
5
太
というわけになります。ここで見た人から疑問に感じる部分も出てくるかと思います。
と思うかもしれませんが、実はこれであってるんです。0号から5号に大きくなっていくにつれて太くなるのはなんとなくわかると思います。じゃあもっと細かいところを縫いたいときに、どうすればいいんだ??となった際に、‐1、‐2というわけにはいかなかったので0の数を増やしていこう!となったわけです。ただ!0、00、000と増えていく中で
「ゼロゼロゼロちょうだい!」
なんていいにくいですよね?笑 それ故、0の個数が何個あるかによって
- 0000なら4-0
- 00000000なら8-0
と決まっていったわけです!それ故、上記の表は0号=1-0ということで見ていただければ何の問題もないわけです!!
針の形
針の種類を表にしたものです。平型とつり針型は私自身見たことありません。それ以外は、どこの手術室でも間違いなくあります!逆三角形は角針と呼ばれてることが多いかと思います。
分類
です!
特徴
吸収性
一定期間は抗張強度を有した後、加水分解などで体内に吸収される。
主な使用部位:消化管・筋膜・筋層・皮下組織・尿路・生殖器 etc
非吸収性
・生体内で分解、吸収されずにずっと残存する。
主な使用部位:皮膚(表皮)・血管・神経組織・骨・靭帯 etc
「感染のリスク」がある場合は、残ってしまうと、異物としてリスクを高めてしまうため、吸収性の使用が推奨されています!
合成
天然
抗張力とは???
引っ張る時に耐えられる力です。抗張力が強ければ、組織をしっかりと保持することが出来ます。
糸の太さが増せば抗張力が増しますが、組織反応性も強くなります。組織反応性が強くなると、炎症や癒着など、様々な不利な要因が出てきてしまうため、ただただ太い糸を使えばいい!!といった考えにならないようにするべきです!
糸の形状
2つのみです!
「モノフィラメント」か「ブレイド」か
です。いやそれがなんやねん!ってなると思いますけど、
特徴
モノフィラメント
【メリット】
- 組織通過時の組織損傷が少ない
- 毛細管現象がないため、細菌の入り込みが少ない
- 結び目のすべり下ろしが容易
【デメリット】
- 柔軟性に欠け取り扱いにくい
- 結び目が大きくなってしまう
ブレイド
【メリット】
- しなやかで取り扱いが容易
- 結び目が大きくならない
【デメリット】
- 組織通過性が悪く組織損傷の可能性がある
- 編み目に細菌が宿り感染巣になることがある
いろいろ書いてきたのをまとめると下記の図になっていきます。表一番右の製品名を見ると、「へ―この針はこういう分類なんだ!」とかわかってくると思います。
おわりに
いろいろな種類がありますが、分類で分けていくことにより、ここにこれは使えて、ここにこれは使えないんだ!ということが分かってくるようになると思います。器械も針も種類が多いですが、1つ1つ覚えて1症例1症例頑張って器械出しすることによって少しずつ覚えてきます!!大変な道のりでしょうがわからないことがあったら質問お待ちしております!!自分の経験上でお話しできることはしていきたいと思います。(センスがなく、緊張しやすい性格だったので、めちゃくちゃ怒られました笑)
それでは次回もまた読んでくださいね~!