心不全について

はじめに

どうもこんにちは!はてなっちです!暑くてじめじめして嫌になってきています。暑いなら暑い、雨降るなら降る、と分けてほしいものですね。笑 さて、今回は下記内容になります。

心不全って、つまるところなんなの???

医療者として働いていれば、「聞いたことがない人はいない!」と断言できるほど、知られているものかと思います。今回は心不全について、基本的なことや、症状などまとめていきたいと思います。

それではいってみましょう!

心不全とは

心不全っては何なんじゃ?

はい、心不全についてですね!言葉の説明からしますと、”心不全”とは

「心臓に何らかの異常があり、心臓のポンプ機能が低下して

全身の臓器が必要とする血液を十分に送り出せなくなった状態」

のことを言います。

心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり

だんだん悪くなり、生命を縮める状態です。

心不全という病気はなく、様々な病気が行き着く

”症候群”の総称を”心不全”といっています。

生命を縮めるってことは

すぐ死んでしまうのかい??

どんな病気や症状も、ほっておくと身体に

良い状態ではないのはわかるかと思います。

心不全も同じで、何も対処をせずほっておくと

良くない状態にはなってしまいます。

どんな症状が出てくるんだい??

はい!それでは、心不全の症状について

下記項目にまとめていこうかと思います。

心臓の右側か左側どっちが悪いかでも

変わってくるため、しっかり見ていきましょう。

右心不全

右心系の機能不全にともなう一連の症状であり、静脈系のうっ血が主になります。意外と右心不全、左心不全どっちがどういう症状が出るんだっけという疑問にぶち当たってしまう人がいるのですが、冷静に考えれば簡単です!流れとしては下記になります!

右心の動きが悪い→肺の方になかなか駆出できない→どんどん血が上大静脈・下大静脈に溜まっていく→頚静脈など静脈系の怒張 というメカニズムです。

症状としては、液体が体全体または下側に溜まるので、体重が急に増加し、足がむくみます。
また、腹水や肝腫大や静脈怒張「”メデューサの頭や、パームツリーサインとも呼ばれる腹部の血管徴候”」などが見られるようになります。

左心不全

左心不全は、左心系の不全により、全身にうまく送り出せなくなってしまう病態のことです。原因としては冠動脈疾患や弁関連など様々あります。こちらも流れで追っていってみましょう!

左心の動きが悪い→全身になかなか駆出できない→循環不全→肺に血が溜まる→肺胞圧亢進によって血液成分が肺胞外へ漏出→肺水腫

症状としては、動悸、易疲労感、低血圧、冷汗、四肢チアノーゼ、意識障害、乏尿、呼吸困難や起坐呼吸、喀血などが現れます。

治療

一概にこれ!とは言えません。その人の症状によって薬剤や手術など選択は変わってきます!

①、心臓を保護する薬を使う(血圧上昇ホルモンを阻害)

  • ACE阻害薬、ARB、アルドステロン拮抗薬 など

②、心臓を休ませる薬を使う(血圧や脈拍低下)

  • β遮断薬 メインテート インデラル など

③、心臓を楽にする薬を使う(余分な水分排出)

  • 利尿剤 ラシックス ハンプ など

④、心臓を力づける薬を使う(ポンプ機能上昇)

  • 強心剤 ドパミン ドブタミン など

⓹、手術をする

  • 冠動脈疾患→ステント留置やバイパス術
  • 弁疾患→弁置換や弁形成術

などになってくるかと思います。

おわりに

今回は以上になります。基本的な部分のおさらいだったかと思いますが、心不全になじみのない人や、学生さんにとっては、わかりやすい内容になったのではないかと思います。

最初に配属された部署が、心臓血管外科・循環器の混合病棟だったのですが、「心不全難しいな、よくわからないな」となっていましたが、今は少しづつですが理解できてきています。

苦手だな、難しいなと思うことも、毎日5分でも勉強を続けたり、考えたりしていくことで”理解”につながっていくかと思います。と、偉そうなことを言っていますが、ホルモン・内分泌系が大の苦手なので、少しづつ少しづつ、勉強していきます。笑 皆さんも一緒に頑張りましょう!

それではまた、次回の記事でお会いしましょう!さようなら~!

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