術中使用カメラの操作の仕方について

はじめに

どうも、はてなっちです。全国各地、湿度も温度もなんかのバグじゃないのかな?と思う様なものになってきていますね・・・。この気温や湿度の中、マラソンやリレーなど、学校の運動で体調が悪くなり、結果熱中症だった!みたいなニュースが多発しているのですが、仕方ないんでしょうかね?? 違うのに変えるわけにもいかないのかな・・・。死亡者が出ないことを祈るのみです。

さて!今回の内容は下記になります!

術中に使用するカメラについて
NP実習など参加すると、Drについて手術にも入るかと思います。外科系であれば、触らないことはないであろうカメラについて、実習での経験や、手術室での経験についてまとめていきます。
それでは、内容の方にいってみましょう!

カメラについて

OLYMPUS 腹腔鏡システムのページより

軟性鏡(画像上)

文字通り、カメラの先がグネグネと動くものが軟性鏡になります。腹腔内や胸腔内には向いていないなど書かれていることもありますが、自施設ではバリバリに使用しておりますし、操作も、カメラを上下に動かすレバーと、左右に動かすレバーの2つだけで、直感的に動かすことが可能です。

主に外科で使われていることが多い様な気がします。

OLYMPUS 腹腔鏡システムのページより

私個人的には、こちらのカメラの方が操作がわかりやすくて好きです。

硬性鏡(画像下)

軟性鏡とは違い、1本の棒の様な曲がらないものになっています。光源コード、カメラヘッド、カメラ本体に分かれています。カメラ先に0〜70度ほど角度がついている種類があり、用途に合わせて使い分けていきます。例えば

0度(角度がついていない、小さいもの)

  • 腹腔鏡挿入時やポート挿入時など周りを見渡す必要がないとき

30度以上(角度が大きいもの)

  • 対象物の側面や背側など、奥を見たいとき

に使用していきます。付いているカメラ自体を回して、左奥を見たいのであれば、今見ている角度より左側に振り、カメラを左側に回し見ていきます。ただ、見ている状態が見下ろしであれば今の操作なのですが、見上げていた場合は、逆に回さなければなりません。

???

読んでいて多分「なにいってんだ?」と思うかもしれませんが、使ってみると、行っている意味がわかります。実習に行く前にでも読んでもらって、イメージをつけてください!笑

OLYMPUS 腹腔鏡システムのページより

持ち方、操作の仕方

基本的に両手で持つと、ブレなくていいかと思います。

軟性鏡の場合は両親指でレバーを操作し、硬性鏡の場合は片手でカメラを回して、見たいものを見るという様な感じです。

これは施設によりけりかもしれませんが、電気メスや各種デバイスを使う際に飛ぶミストでカメラが汚れてしまい、一度取り出して、洗って、再度挿入という手間を取らなければいけないので、使用する直前に少し引き、使用後近づきという様な動きをすると、汚れず、オペを止めることな続けられます。

ただ、「動きが鬱陶しい!」的なことを執刀医に言われてしまうこともあるかもしれないので、そこは話し合って、いい方法でやっていってくださいね!笑

おわりに

いかがだったでしょうか

手術室経験がない人や、内視鏡センター的な場所の経験がない人だと、カメラ自体、本当に見ることがないのかと思います。遠近感など、自分が思っているものと、執刀医が思っている距離でズレがあると、なかなかうまくうつせないものです。

完全に理屈で覚えるより、身体で覚える(執刀医ごとの距離の好みなど含めて)

しかないのかなと思います。いっぱい経験積んで、「やりやすいねー!」と言われる様に頑張れればと思います!

それでは、今回は以上になります。また次の記事も読んでくださいね! それでは!!

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