はじめに
どうも、はてなっちです。大手電力会社が値上げ申請を発表!!とニュースでやっていました。食料品も値上げ、車のガソリンも値上げ、自動車税も払って、税金も上がっていって、光熱費も上がって、挙げ句の果てには給料は上がらない。どんな世界になっていってしまうんでしょうね。数年後の自分が、ちゃんと生活できていることを祈っています。(切実に)
さて、今回の内容は下記になります。
NP実習に行ったら、絶対にやらなくてはいけないであろう、PICC挿入について、どんなことに気を付けて、どういう手順でやっていけば良いかをまとめていこうかと思います。
それでは、内容の方にいってみましょう!
PICC挿入について
準備物品
- 挿入するPICCカテーテルセット
- ガイドワイヤー
- ヘパリン化生食
- エコーカバー
- エコー
- 消毒
- カテーテル刺入後の固定剤(IV3000やテガダームなど、施設に準じたもの)
- 透視カバーや最後の固定に針糸使用する場合はそれも準備する
1のセットに穴あきドレープ、ダイレーター、穿刺針、シュアプラグなど、入っているものとしています。無い様であれば、適宜自施設のやり方や、必要物品などを出してやってもらうこととなります。
流れ
- まずは清潔物品の展開の前に、エコーを使って不潔(滅菌エコーカバーをかけないでという意味)で、血管を探させていただく
- 血管の太さや走行を確認後、油性ペンなどでマーキングしておく
- 滅菌物を展開する
- 自分も清潔(髪落下防止用帽子、手洗、消毒、滅菌ガウン、滅菌手袋装着)になり、カテーテル、ガイドワイヤー、ダイレーターなど水通しをしておく
- 消毒を行う(使う消毒薬によってはこれは3と4の間もある)
- マーキングした部分に丸穴ドレープをかける
- エコーカバーをセットする(不潔野の人と協力して)
- マーキングしたところにエコーを当てて、再度血管確認
- 問題なければ穿刺針で穿刺
- 血管に穿刺し逆血がきたらエコーを見ながら血管内にさらに進める
- エコーを置き内筒を抜く
- 逆血が確認できたら、ガイドワイヤーを挿入する
- 透視を見ながら進めていく。
- 気管分岐部まで進める
- 穿刺針の外筒を抜き、ガイドワイヤーにダイレーターを通し、穿刺部位を広げる
- ダイレーターを抜き、カテーテルを挿入する
- 挿入時、ガイドワイヤーがカテーテルの末梢側から出てくるのを確認し、進めていく
- 気管分岐部1cmしたあたりまで進める
- 不整脈、気分不快等確認し問題なければ終了となる
- 血や消毒を落とし、カテーテルを固定する(施設に準じた方式で)
気をつけること
- 絶対に何かをするときには声掛けをする
見えない状態で何かされたら自分でも怖いですよね??エコーを当てる何かで触るはもちろん、針が刺さる、ダイレーターをする(多分これが1番痛い)など、何か手技をするときは、何をおいてもまず声掛けです。
- 不潔になっちゃったかもしれないと思ったら
使用する物品が不潔かもと思ったら、変えてください。お金はかかるかもですが、もしそれを黙って患者さんに入れて、感染でもしたらどうしますか??疑わしきは罰せよ!絶対知らんぷりしないでください!
- エコーの右左をしっかり確認し、エコーに対して穿刺針は垂直に入れてください
せっかくマーキングして、血管をエコーの真ん中に合わせて穿刺しても、刺入する針が曲がって入ったら血管には入りません!あと、「思った方向に針が進まない!!なんで??」と思っているときは大体エコーの左右が逆です。使う前に確認してから穿刺していきましょう。
- ガイドワイヤーなど、無理に進めようとしない
そもそもの血管が細いこともあれば、蛇行しているかもしれないし、もしかしたら血栓があったり??などあるかもしれません。血管を破ったり血栓が脳は肺に行ったら・・・無理はしないこと!!
- 患者の状態、自分自身の状態をしっかり確認すること
相手は模型でなく、生きている患者さんです。気分不快を訴えたら上司に相談し中止することも大事です。また、自分がせっかくできる症例だから、やったことないけどやらせてもらおう!であったり、ちょっと自信ないけど言ったら怒られるかなと思っているなら、絶対にやらないでください。
もう一度言いますが、模型ではなく、生きている患者さんです。
おわりに
いかがだったでしょうか
実際にNPとして働いているかたは「このやり方の方がもっと上手くできる」などさまざま意見はあると思います。
ですが!!自分自身、手術室でカテーテル挿入系はかなりの数みてきているので、その時の先生の言葉であったり手技であったりから盗んだ技術、知識で、それを実際に自分が経験してみて思ったことを書かせていただきました!
今後も特定行為系の記事をあげていければと思うので、NP養成学校などに通っている1年生などは参考にしてもらえると嬉しいです!
それでは、今回は以上になります。また次の記事も読んでくださいね!またね〜!!
ご意見、ご感想は下記までお願いいたします。