神経診察について

はじめに

どうも、はてなっちです。そろそろタイヤ交換しなきゃなぁと思いつつ、体が動かないなまけっちです。笑 せめて雪が降るという予報が出たらしっかりやっていきます。笑

さて!今回はこちらになります。

自施設の救急で診たことについて
今まで手術室で、来る患者さんにオペ看として接していたため、知らないことが多々あります。
経験できたことに関してまとめていって、自分の力にできるようにしていければと思います。
それでは、内容の方に行ってみましょう!

神経診察について

基本

まず患者が来たら前回の記事でもあったようにABCDEの項目で初期診察を行なっていきます。

その中でスケールで状態を把握していくのですが、2つありますね!

JCS

I.覚醒している
* 0 意識清明
* 1(I-1) 見当識は保たれているが意識清明ではない
* 2(I-2) 見当識障害がある
* 3(I-3) 自分の名前・生年月日が言えない

II.刺激に応じて一時的に覚醒する
* 10(II-1) 普通の呼びかけで開眼する
* 20(II-2) 大声で呼びかけたり、強く揺するなどで開眼する
* 30(II-3) 痛み刺激を加えつつ、呼びかけを続けると辛うじて開眼する

III.刺激しても覚醒しない
* 100(III-1) 痛みに対して払いのけるなどの動作をする
* 200(III-2) 痛み刺激で手足を動かしたり、顔をしかめたりする
* 300(III-3) 痛み刺激に対し全く反応しない

R(不穏)・I(糞便失禁)・A(自発性喪失)をつけて、JCS200-I などと表す。
Restlessness, Incontinence, Apallic state

GCS

開眼機能(Eye opening)「E」
* 4 点:自発的に、またはふつうの呼びかけで開眼
* 3 点:強く呼びかけると開眼
* 2 点:痛み刺激で開眼
* 1 点:痛み刺激でも開眼しない

言語機能(Verbal response)「V」
* 5 点:見当識が保たれている
* 4 点:会話は成立するが見当識が混乱
* 3 点:発語はみられるが会話は成立しない
* 2 点:意味のない発声
* 1 点:発語みられず

運動機能(Motor response)「M」
* 6 点:命令に従って四肢を動かす
* 5 点:痛み刺激に対して手で払いのける
* 4 点:指への痛み刺激に対して四肢を引っ込める
* 3 点:痛み刺激に対して緩徐な屈曲運動
* 2 点:痛み刺激に対して緩徐な伸展運動
* 1 点:運動みられず

JCSを使うことが多いため、GCSは「あれ?なんだったっけなぁ??」というような状況になることが多くなっていきます。救急の現場では、ラミネートされたスケールが置いてあるのでいいのですが、病棟などで起こった時に判断できるようにしていかないと、実際に知識になっているとは言えないですよね・・・。むずかしい・・・。

脳神経診察

⑴ 目の診察
瞳孔径・対光反射・視野

⑵ 眼球運動
正面視・眼球運動

⑶ 顔面の感覚
交互に触れ,左右差の確認をする

⑷ 顔面神経
前頭筋・眼輪筋・口輪筋・鼻唇溝,口角の位置

⑸ 聴力
左右差を確認

⑹舌咽・迷走神経
軟口蓋・咽頭後壁の動き・カーテン徴候・咽頭反射

(7)副神経
両側胸鎖乳突筋,僧帽筋

(8)舌下神経
舌の萎縮口を開けてもらい確認
舌の偏位舌を突き出してもらい確認

12脳神経を判断していくと言っても、これだけのことをやっていかなければならないんですよね・・・。そこで様子がおかしかったら疾患を疑って検査して・・・。ん〜大変・・・。

上肢、下肢の診察

1 Barré 徴候:上肢の麻痺
両上肢を前方に伸ばし,手掌を上に向け,指をぴったりつけ伸ばす
閉眼し,10 秒程度観察

2 安静時振戦:上肢の不随意運動(錐体外路徴候)

3 姿勢時振戦:上肢の不随意運動(錐体外路徴候)
Barré 徴候と同じことをする。閉眼は不要

4 羽ばたき振戦:代謝性脳症(肝不全、腎不全など)
両上肢を前方に伸ばし,手掌を下にし,手背を背屈させる

小脳機能の診察:運動障害を判断

⑴ 指・鼻・指試験

⑵ 手回内・回外試験

⑶ 踵・膝試験

おわりに

いかがだったでしょうか?

今まで考えていなかったことについて、「何にも知らないんだなぁ自分は」と言った感じで落ち込んでしまっています。ずっと同じ環境に身を置くのは、

8〜9年間の不勉強を覆すのは時間がかかりますが、自分のこれから進もうとしている分野の勉強を少しでもやっていければと思います。

それでは、今回は以上になります! また次の記事もぜひ読んでくださいね! またね〜!

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