脳外科の手術について

はじめに

どうも、はてなっちです。来週からいよいよ実習後半戦が始まります。実習は11月半ばで終わって、研究は2月に発表すればあとは試験を残すのみとなります。やることいっぱいで訳がわからなくはなっていますが、あと少し。がんばるぞー!! さて、今回の内容は下記になります。

脳外科の手術についての基本!
なかなか関わることのない手術室についてのまとめ記事であり、今回は脳外編になります。
どんな器械を使うかや、どんな場所が危ないかなどまとめていきます。
それでは、内容の方にいってみましょう!

手術について

種類は?

  1. 腫瘍班
  2. 血管班
  3. 脊椎班

自分の病院では上記の様に分かれています。

腫瘍班は、文字通り腫瘍系を、血管斑はSAHや血腫除去やバイパス術などを、脊椎班は頚椎や腰椎などの椎弓切除や

慢性硬膜下血腫(通称クロサブ)は、血管系に思えますが、どの班も行っています!

脳外科で使う器械は?

バイポーラ

止血目的に使用します。また、マイクロクーパーで切開する前に対象を凝固させる目的でも使います。

ハサミ

対象の深度や場合に合わせて多種多様な長さのものがあります。

こんなのが脳みその中に入って色々とするんですもんねー。怖いですよね。

ドリル

様々な種類のドリルがあります。細かな骨削には上記のものを使い、穴を開けたり、カッターとして使ったりできるものもあります。

骨に大きな穴を開ける場合は下のパーフォレーターというものを使います。

キューサー

腫瘍を削って吸引できる機会になります。また、先端のブレードを変えることによって骨削にも使用することもできます。

3ピン固定器

頭の手術をするため、動いて脳や血管を傷つけたなんて言ったら大変です。筋弛緩薬は使用していますが、こう言った固定器+ピンで頭をしっかり固定します。

脳ベラ固定器

脳を抑えて対象が見やすい様にヘラを固定するものになります。抑える力が強すぎてもいけないので、使用するときは気をつけなければいけません。

骨固定プレート

開頭時に外した骨を固定するプレートとスクリューになります。

クリップ

メディカルノートより引用

この様なクリップを使って脳動脈瘤をクリップします。付け根が割れてしまうことはないのかなと、いつも疑問に思っています。

脳動脈瘤後発部位

メディカルノートより引用

先ほどのクリップを使い、できた瘤をクリップしていきます。意外にもできやすい場所はいっぱいあるんですね〜。

おわりに

いかがだったでしょうか?

ただでさえ関わったことはない人は???な内容だったかもしれませんが、もしかしたら配属や異動先が手術室なんてことはあるかもしれません。今でも、その時でも、ぜひこの記事を活用していただければと思います。

脳外の神様と呼ばれる人に器械出しを何度もしたことはありますが、TVで見ない部分は・・・って感じです。色々と大変なんですよねぇ。笑

さて、今回は以上になります。また次の記事も読んでくださいね!! ばいば〜い!!

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