動脈穿刺について

はじめに

どうも、はてなっちです。1クール目と2クール目の間の、束の間の空き時間?に、稼ぐための夜勤と研究のための宛名作成や書類準備など進めています。いやーほんとに、実習と研究と仕事の両立はできていくんでしょうかね笑 心配がかなりあります・・・。

さて、今回の内容は下記になります。

動脈穿刺の方法と注意点について!
前回のPICCに引き続き、今回は動脈穿刺に関する内容をまとめてみました。自分がやってみて感じたことや、勤務施設などで医師に聞いた話などなどかいていきますよ〜!
それでは、内容の方にいってみましょう!

動脈穿刺について

やり方

橈骨動脈編

手術室やICU、HCUなどで必要時に動脈圧測定を行うために指すことが多いのではないかと思います。

  1. 手指消毒を行い、橈骨動脈、尺骨動脈を触れる
  2. アレンテストを行う(詳細下部に記載)
  3. 指先で橈骨動脈を触知し走行を確認する
  4. 手首の下にタオルなどを置き、角度をつけて固定する
  5. 滅菌手袋、ないし普通の手袋を装着し消毒する(施設や科によって変わる)
  6. 穿刺する部位が不潔にならないよう、血管の走行を触知してイメージする
  7. 施設によって決まった針を用い、ペンホルダーで角度をつけて穿刺する
  8. ゆっくり進めていき、逆血がきたところで1mmほど進める
  9. 逆血があるのを確認し針の角度を小さくしさらに2mmほどすすめる
  10. 逆血があるのを確認し、内針を挿入する
  11. スムーズに入れば成功(のはず)
  12. 動脈圧用ルートに繋ぎ波形が出れば、今度こそOK

※全身麻酔中ならこの工程ですが、覚醒下であれば、局所麻酔を使用する

大腿動脈編

外来や病棟など、血液ガスデータをとる際に戦死することが多いと思われます

  1. 患者さんに大腿部を露出していただく
  2. 手指消毒をし、動脈を触知し、走行を確認
  3. 滅菌手袋、ないし普通の手袋を装着し消毒する(施設や科によって変わる)
  4. 人差し指と中指を使い、動脈の走行と同じ、または挟むようにする
  5. 動脈血採血用のシリンジを使用し、垂直に穿刺する
  6. 逆血がくるところで止め、規定量採血する。
  7. 抜針し、圧迫止血をする

気をつけること

アレンテスト

アレンテストとは、橈骨動脈と尺骨動脈が手掌、手背で血流を保てているかを調べるテストのことです。

手首から先は、橈骨動脈と尺骨動脈が手のひらで ループを作り、動脈血を供給しているため、動脈圧ラインを入れた際に、反対側の動脈が閉塞してしまっていれば指先部の壊死が生じるリスクがある。

止血

患者さんの止血能力や使った針の太さによって変わってきますが5〜10分ほど圧迫することで止血されます。

まず5分間は何も考えずただ圧迫し、5分後、圧迫を解除し確認する。血が染み出してきたり、穿刺部が腫れてくるような患者があれば、まだ止血されていないので、再度圧迫施行、2〜3分ごとに様子を確認し、完全に止血を確認できたところで、止血終了となる。

おわりに

いかがだったでしょうか?

アレンテストは意外と忘れている人もいるのではないでしょうかね?動脈ラインさすことばっかり考えて、実は手の血流が阻害されていたなんてことになっていたら、一生手が使い物にならなくなってしまうかもです。

数十秒で確認できる行為なので、ぜひ行なって、患者さんに安全な行為を提供していきましょう!

それでは、今回は以上になります。また、次の記事もぜひ読んでくださいね! またね〜!

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