術後の食事について

はじめに

どうも、はてなっちです!

本日は論文提出締切日です!!何とか間に合って終わらせることができました!!実習始まった4月、審査通った7月、アンケート集計やインタビューを行った8〜10月、論文を書き始めた11月・・・。終わるのかなぁ、なんとかなるのかなぁと思っていましたが、なんとかなってくれました!出来栄えとしては、レベルが高いとは言えないですが、とりあえず、課題はクリアです!

あとは最終発表に向けてのパワーポイント作成と、発表を行い、試験対策をするのみ!! 頑張るぞーーー!!!

今回の内容は下記になります。

術後の食事について
術後の食事について、いつから?どんなものを?どんなことに気を付けて?などまとめていこうと思います。それでは内容の方にいってみましょう!

食事について

術後どのくらいから食べられるの?

全身麻酔の場合は、麻酔の影響が残っていると誤嚥のリスクがある

  • 一般的には、消化管の切除がなければ、術後6時間前後で飲水が開始されることが多い
  • 年齢や嚥下機能、悪心嘔吐の有無、疼痛コントロールなど、状況を確認しながら飲水を開始
一般的に飲水開始時間は
  • 全身麻酔の場合で消化管の切除を伴う場合は48時間後
  • 腹腔鏡手術であれば24時間後
  • 消化管の切除を行わない場合は術後6時間後

といわれています。

ただ、これもDrによってさまざまで、自施設であると、消化管の切除を伴わない手術の場合、麻酔覚醒後の術後酸素投与終了後に飲水開始の人もいれば、翌日までダメという人もいれば色々です。

局所麻酔であれば

全身状態や嚥下機能などが安定していれば覚醒後〜3時間ほどで飲水、食事開始が多い

消化管の手術では(施設やクリニカルパスなどにもよると思いますが…)

術後3〜5日後に流動食や3分粥などの食事摂取が開始される。分割食となり、1回の摂取量を少なくする。
胃切除後は、ダンピング症候群の出現が予測される
早期ダンピング症候群は、
未消化の食べ物が急に小腸に入ることで起こる。動悸、発汗、めまい、脱力感などの症状があらわれる。食事の回数を増やし、1回の食事量を減らして、ゆっくりとよくかんで食べることが予防になる。

後期ダンピング症候群は、

腸で急速に糖質が吸収されて、インスリンが大量に分泌し、血糖が下がり過ぎることで起こる。めまいや脱力感、発汗、震えなどの症状があらわれることがある。症状が起こりそうだと感じたら、すぐにアメなどをなめるようにします。
大腸の手術では、術後1か月くらいまでは腸の動きが安定せず、腸閉塞を起こしやすいといわれている。

食事形態にはどのようなものがあるの?

  • 常食
  • 7分粥
  • 5分粥
  • 3分粥
  • 流動食(重湯)
  • 嚥下調整食
  • 嚥下移行食

上記のような食事形態が一般的なのかなと思います。ただ、患者さんによって

  • 糖尿病がある
  • 高血圧である
  • 歯がない
  • 嚥下がうまくできない
  • その他疾患

があるような場合は、それに合わせた食事が提供されていきます。

食べていいもの、気をつけなければいけないものはどんなもの?

早朝に食べて安心な食品

主食:おかゆ、やわらかいご飯、うどん、パン
乳製品:牛乳、ヨーグルト、チーズ、生クリーム
   ※牛乳はあたためる。一気に飲むと下痢の原因になるので注意。
卵:※加熱して食べる
魚:白身の魚
煮たり蒸したりする調理法がおすすめ。
肉:鶏肉
ささみや胸肉など、脂身の少ない部分を食べる。
大豆製品:豆乳、絹ごし豆腐
いも類:じゃがいも、やまといも
野菜:キャベツ、ほうれん草などの葉野菜、大根、かぶ、トマト
※葉野菜は葉の部分を中心に。はじめのうちは加熱して食べる。
果物:りんご、桃、洋梨、バナナ、パパイア、メロン
その他:麩、はんぺん、レバーペースト
上記の食品を食べてみて大丈夫だったら、少しずつ食べ始めたい食品
  • 青背の魚、えび、かに、カキ
  • 脂身の少ない肉、ひき肉
  • 納豆、焼き豆腐
  • のり、とろろ昆布
  • 油脂類(サラダ油、ごま油、オリーブ油、ドレッシング)

気をつけて食べたい食品

  • 油分の多いもの:ベーコン、油揚げ、厚揚げ、揚げ物
  • 食物繊維の非常に多いもの:ごぼう、ぜんまい、たけのこ、れんこん、にら、海藻、パイナップル、柿、ドライフルーツ
  • 刺激物:コーヒー、辛いもの

特に気をつけたい食品

  • 消化の悪い食品:赤飯、もち、ラーメン、いか、たこ、すし、こんにゃく
  • おなかがふくれる食品:炭酸飲料、ビール

退院後に気をつけることは??

手術後3カ月くらいまで

消化のよい食品を選び、油を控えめに、よく加熱してやわらかめに調理したものを食べる

残った胃や、胃のかわりをしている腸に負担をかけないようにする

ゆでる、煮る、蒸すといった調理法がおすすめ

胃切除後は少量ずつ食べる

1日の食事の回数は、朝昼晩3食と間食(おやつ)2~3回で、合計5~6回程度を目安

おわりに

いかがだったでしょうか?

他の科の手術も、もちろん術後の食事は気を付けていかなければなりませんが、胃や腸など、消化器の手術はより一層気を配り、リークを起こさないようになどしていかなければなりません。
リークが起きた時のドレーンの排液は?対応は??など考えておくことで、スムーズな対応につながっていくと思います! 一緒に勉強していきましょう!!

それでは今回は以上になります。また次の記事も読んでくださいね!! またね〜!!

    タイトルとURLをコピーしました