敗血症について

はじめに

どうも、はてなっちです。関わっていた患者さんがなくなってしまうのは、いくら他人といえど、心に来るものがありますね。さて、今回の内容は下記になります。

自分は関わらないと思ったりしていない?敗血症について!

です。手術室だけでなく、病棟でもみることがある敗血症についての、症状や対処についてなどまとめていきます。

敗血症について

敗血症とは

定義としては“感染症に起因する臓器障害”です。

敗血症の原因

肺炎や尿路感染、腹膜炎など、ありとあらゆる感染症に伴い発生する可能性があります。細菌、ウイルス、真菌など、あらゆる微生物が原因となりえます。

敗血症は、生体の防御反応が過剰に現れる、または、抑制されることで発生するといわれています。

敗血症になりやすい人

乳幼児と高齢者、基礎疾患を持っている人です。理由としては、免疫機能が脆弱であったり、免疫機能が落ちている人ということですね。

敗血症の症状

  • 言っていることがおかしい
  • 強い全身筋肉痛
  • 乏尿や無尿
  • ひどい息切れ
  • 手足が冷たく、じっとりとして蒼白

などです。

敗血症の治療

感染症の原因となっている病原体によって治療薬は異なります。

  • 細菌:抗菌薬
  • ウイルス:抗ウイルス薬(有効な抗ウイルス薬がないウイルスも多数ある。)
  • 真菌:抗真菌
  • 寄生虫:抗寄生虫薬

発見が遅れるほど予後は悪いです。

敗血症の致死率

病院ごとの治療成績にもよるかと思いますが、米国での2017年の調査によると、致死率は約25%前後と高い数値になっています。4人に1人はなくなってしまう計算ですね…。

おわりに

敗血症になり、合併症で亡くなってしまうという方も見かけますが、悲しいですよね。手術室だと、消化管穿孔があり、敗血症になって、合併症で亡くなるという流れをよく見ますが、手術同意の時点で意識があっても、手術後、具合が悪くなっていき、合併症になってしまう。じゃあ手術なんてやらない方がいいんじゃと思う方もいるかもしれませんが、穿孔を放っておけば、結局、同じような流れをたどってしまいます。

1番の方法は、おかしいと思ったら我慢せずに早朝でも深夜でも救急要請して、しっかり見てもらうことなのかなと思います。

今回は以上になります。また次の記事読んでくださいね!それでは!

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