中心静脈カテーテルについて

はじめに

どうも、はてなっちです。お正月は帰省し、お酒にご飯にたらふく食べて胃がもたれております・・・。もう若くないんだなぁと、年々残念な気持ちになっていきます。笑 さて、今回は下記内容になります。

中心静脈カテーテルってなに??
医療関係者なら、「あ〜、あれね!」となるかと思いますが、看護学生など、知らない人や、働いていても「なんだったっけ」と思う方は、ぜひ振り返りのために読んでください!
それでは、いってみましょう!

中心静脈カテーテルとは

通常の点滴とは異なり、腕や首などにある静脈から、心臓に直接流れ込む太い静脈へと挿入する点滴用の管のことです。通常よりも濃度の高い栄養液を点滴する場合や、持続的に細胞障害性抗がん薬を点滴する場合に使用します。

中心静脈カテーテルの種類

  • 上腕から留置するPICCカテーテルorポート
  • 内径や鼠径、鎖骨下から留置するCVカテーテルorポートがあります。

PICCカテーテルはシングルかダブルルーメン(入れられる部分が2つ)まであります

CVカテーテルはシングル〜クワッドルーメンまであります

※基本的に長期留置の場合は感染管理上、鼠径は選択されません。

中心静脈のメリット

  • 非常に太い血管なので血液量が多く血流も速く、糖濃度の高い輸液も投与できる
  • 中心静脈栄養では、1日1000~2500kcal程度までの栄養を投与できる
  • 消化管を利用せずに水分・栄養などを補給でき、末梢静脈栄養に比べて長期間に渡る利用も可能
  • 何度も針を刺す必要がなく、患者への負担を軽減できる

中心静脈のデメリット

  • カテーテルの挿入部から細菌が侵入して感染を起こす恐れがある(敗血症に至ることも…)
  • 消化管機能が低下する恐れ

また、下記状態になることもあります。

  • 血栓症
  • 高トリグリセリド血症
  • ビタミン欠乏症、微量元素欠乏
  • 高血糖
  • カテーテルの自己抜去
  • 物理的な閉塞

中心静脈カテーテルの用途

  • 採血
  • 輸液
  • 薬剤投与
  • 栄養投与
  • 抗がん剤 など

気をつけるべきこと

薬液残りや、採決時の血液残りで、せっかく留置したポートやカテーテルが詰まってしまい使えなくなってしまいます。無理にフラッシュしようとすれば血栓が飛んで患者酸を危険に晒してしまいます!

そこで、パルシングフラッシュという方法で洗浄を行います。1回2〜3mlほどの生理食塩水かヘパリン生食を数回に分けて流すことで高い洗浄効果が得られます!

youtubeなどにも動画は載っているため、是非是非みてみるといいと思いますよ!

おわりに

用途や入れる場所はわかっていても、起こりうるデメリットなどまで網羅できていなかった人も多いのではないでしょうか?

恥ずかしい話、手術室でポートやカテーテル留置はしても、その後の対応は全然知らなかったため、研修に出て、初めてパルシングフラッシュという方法があることを知った次第です。笑

なにかをやって「はいおわり〜!あ〜つかれた〜!」的な癖があるため、その後のことまで考え、調べられるようにならねばならないなと思いました!

今回の記事は以上となります!また次回の記事も読んでくださいね!!それでは!!

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